YUKO’Sキーパーソンに聞く
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YUKO’Sキーパーソンに聞く

米谷 勇

新たなトレンドを生み出してきた店舗開発

ユーコーは店舗開発においても、昔から高い意識と考え方を持って様々な試みにチャレンジしてきました。その中でも、1995年にモデル店としてオープンした北磯店は、私が初めて新規出店から携わった思い出深い店舗の一つです。当時はこの業界が30兆円市場としてマスコミでもよく話題になっていた時代で、若い女性のパチンコ・パチスロファンが増加してきた時代でもありました。そこで目指したのが女性にも気軽に来店してもらえるような店舗。当時の主流であったネオンがギラギラしたいかにも「パチンコ屋」といった路線からいち早く脱却し、「シティーホテルの外装」を基本とした外観、「外車の内装」を基本とした内装仕様、「優しさ・可愛いらしさ・清楚さ」を表現したスタッフのユニフォームにいたるまで、トータルで快適な環境を提供する事を追求していきました。建物は遊技をして長い時間を過ごして頂く「お客様の空間」であり、お客様の安全・安心や安らぎを考えて造られるべきだと考えています。
そこにはもちろん、お客様と接するスタッフのサービス動線や休憩のためのスペースにも配慮が必要です。お客様の邪魔になるような動線は、お客様の動きを不自由にするばかりか衝突などの安全面でも問題が起きてきます。また疲れたスタッフが対応をしても、お客様を不愉快にさせてしまうかもしれませんから、休憩スペースにもこだわります。“かたい”建物でもそのコンセプトには、お客様に快適に過ごして頂くための配慮や工夫、スタッフに対しての労い等々…、人を愛する心が建物のあちらこちらに沢山ちりばめられているので、それを感じて頂ければ嬉しい限りです。

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快適な遊戯環境を提供し維持するためのこだわり

遊技中のちょっとした休憩。さて、あなたは何をしますか?どこに行きますか?例えば、用を足すために立ち寄ったトイレ。そこが汚かったり、狭かったりしたらどうでしょう。どんなに気分がいい時でも非常に不愉快になって、そこで「もう帰ろう」なんてことになるかもしれませんね。そんなトイレをユーコーではお客様の心の安まる空間として、さらに「お店の顔」にもなるものだと考え大切にしてきました。だからこそ大きく、ゆとりのあるスペースで綺麗に美しく、そしてそれを維持していくための清掃を欠かさないように努めています。そんなお客様がホッとするための、ちょっとした空間にもこだわりを持って、快適に過ごして頂くことを大切に考えているのです。
快適な空間の要素とは何でしょう。それは形や大きさだけでなく、綺麗で美しくあり続けることです。そのために必要なことがクリーニングとメンテナンス。例えば身の周りのものでも職人が丹精込めて造ったバックや家具は、きちんとクリーニングし早めに修繕していくことで、何年も何十年も美しさや本来の機能を失うことなく使えますし、新しい物にも決して引けを取ることはありません。最近はブランド品がもてはやされていますが、本来は長持ちするよい物だから高いのです。しかし高くても長持ちするから買うということは、一つの物をいつまでも大切に使っていくという生活の中で生まれたエコと言えるかもしれませんね。
それは建物でも同じなのです。ユーコーでは店舗を大切にしていく上で、いつまでも綺麗で美しくあるように、建物に使用する素材にもこだわってきました。それが「石、ステンレス、ガラス」の3つの素材です。これらの素材は美しさと耐久性を兼ね備えた材料です。清掃がしやすく、変色しないし壊れにくい。コストの面では少し高くなってしまうのが問題ですが、耐久年数を考えると特に高い物とは思いません。
また素材だけではなく設備の面においても「お客様にいい環境で楽しんでもらいたい」という想いから、通常設計の約1.5倍の性能を備える空調設備や自社独自に開発した空気清浄機 (マイナスイオン発生機)の設置など、目に見えない部分においても多くのこだわりを施してきました。こうしたお客様のことを常に第一に考える姿勢が、長年ユーコーのブランドを支える力になってきたのだと思います。

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社会の要請を見据え、地球環境対策へのチャレンジ

最近、コンビニ業界でも照明の規制といった環境対策が話題に上ってきていますが、環境への取り組みは世界共通のテーマであり、地球に存在する企業として、また一人の人間として温暖化問題を第一に考える事は当然の義務だと考えます。エネルギー使用量を削減していく取り組みは、2000年から徐々に進めてきました。遊技場では、遊技機、照明、空調など多くの電気が消費されていきます。ユーコーではどこよりも早く照明を水銀灯から蛍光灯へ換えたり、空調機にインバーターを付けるなど温暖化対策に取り組んできました。まだ対応出来ていない店舗もありますが、これについては対応を加速しなければならないと思っています。
そして今、私が新たに注目しているのがLED照明です。LEDを照明器具に使用すると、省エネルギー(CO2の削減)・長寿命(メンテナンスコストの削減)・コンパクト(省資源)・水銀レスなどの特長から、環境への負荷を大幅に低減することが可能になります。今はまだ現状のダウンライトと同様の大きさで照度を確保するのがLED照明では困難な状況です。現在、一般照明については各照明メーカーから少しずつ製品が出てきていますが、特殊照明が出てくるまでにはもう少し時間がかかりそうです。そこでユーコーでは自社で試作を重ねながら実用化に向けた開発を行っています。出来るだけ早く実現させていくことが今の私の目標ですね。
ユーコーらしさ。それはお客様を大切にし、環境を大切にし、そして仲間や家族を大切にすること…。大切にするものって沢山ありますが、これら全てを大切に考え、さらにイノベーターとして最新の思考と行動、技術と心でお客様の快適な遊技環境と地球にやさしい店舗づくりを目指していきたいと思っています。

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