トップメッセージ

笑顔と元気の創造のために。

大きな変革期を迎え、新たな時代へと歩み始めたユーコーラッキーグループ。その力の源となるものは何なのでしょうか。トップが望む人財像やこれからの展望などのテーマを交えながら、オープンに語っていただきました。

ユーコーの存在意義を示す基本理念に込められた思い

代表取締役副社長 金海 基泰

社 長:今回は企業理念を具現化していく上で、我々ユーコー社員がどうあるべきかという、話をしていきたいのですが、それには今一度、その外枠であり、我々の存在意義とも言える基本理念「笑顔と元気の創造」を打ち立てた思いを、副社長の方から語っていただきたい。

副社長:わかりました。そうですね…社会情勢の大きな変化や競争の激化が進む中でも、ユーコーが今日まで発展し続けてこられたのは、社会、お客様、従業員、取引先等のステークホルダーのおかげであるということは紛れも無い事実です。企業の存在意義が一層重視されている中で、これからも信頼され続ける存在であるためには、と思った時に、人を幸せの連鎖へと結び付ける「笑顔」とそこから沸いてくる「元気」を私たちが作り続けることによって、社会から必要とされる企業として、存続していけるのではないかと考えたんです。その幸せの循環が、社会全体への貢献にもつながると思うんですよね。

社 長:それが企業理念の部分にある、お客様、従業員、社会の笑顔と元気を創造するということですよね。今ここでその言葉の背景についてあらためて語っていただいたのは、従業員が理念の表層だけを捉えて、単純に「笑顔で、元気よく接客を」とは思ってほしくないからだったんです。我々が「笑顔」で「元気」であることでステークホルダーに何を提供していけるのか、皆がhappyになれるきっかけとして自分達に何ができるのか、というところまで、常に考えていてもらいたい。私はその「考えること」こそ自立への第一歩であり、その成長を全力で支援していきたいと思っています。

企業理念を具現化していく従業員一人ひとりの考動

専務取締役 金海 基樹

副社長:従業員の行動規範として「7つの考動」を定めていますが、その根底にあるのも一人ひとりが自ら「考えて動く=考動」ということ。そのためには、物事の目的や意義といった本質的な部分をきちんと理解していないといけないんですよね。

社 長:行動の本質を理解していないと、ある意味機械的な応対しかできない。例えばユーコーではお客様からコールがあった際、手を挙げて向かう接客スタイルを実践していますが、これはお客様に対して、「今向かってきてくれている」という安心感を与える意思表示であり、その「なぜ手を挙げるのか」を理解して行うかどうかで、手の挙げ方や表情が変わってくるし、お客様の受け取る印象も違うはずです。

副社長:最初は手を挙げること自体を恥ずかしいと感じる従業員もいたようですけど、大事なのは「自分たちがどう感じるか」ではなく、「お客様がどう感じるか」ということで、そのことがサービスを提供していく上での本質となる部分なんですよね。

社 長:この取組は一店舗で始めたことが発端となり全店舗に広がりましたが、こうしたお客様にとって良いことはどんどん提案してもらいたい。皆の積極的な姿勢がユーコーを動かす原動力になりますから。従業員にも「失敗を恐れないように」という話をしていますが、きちんと本質を捉え考えた上での失敗なら、ある意味成功とも言える。次はどうやって成功しようかと考えるプロセスそのものが成功というか。失敗を失敗で終わらせないで、成功に変えていける思考が大事ですね。

副社長:そこが「プロセスを大事にしたい」ということで、目的や意義を見失わず結果へ向けた過程をきちんと組み立てていければ、自分なりの方法論を確立し何かを蓄積していけるのではないかと思います。その上で各々やり方の違いはあっても、「好き嫌い」や「損得」といったものにとらわれず、より広い視野に立ち「正しいか、正しくないか」という価値基準で考動していくこと。そうしたことが企業理念を具現化することにつながっていくはずです。

継続こそ、時代を乗り切る力「これからのユーコー」の展望

社 長:業界全体としても大きな変革の時を迎えていますが、この先10年後、20年後を見据えて常に変化をしていくことが必要です。競合企業にも参考になる部分はたくさんありますが、やはりユーコー自体がライバルだと感じます。店舗同士で切磋琢磨していっているところもありますし、何より従業員たちが本当に明るくいきいきとしていて、それが他社とは違う誇れることの一つです。

副社長:他社がどうだからではなく、「自分たちがどうか?」ということが一番大切にしたい部分。自分たちがやっていることに自信を持ってほしいし、また、競合企業は営業的にはライバルですけど、広く見ればこの業界全体を良くしていくパートナーでもあります。そのために私たちも持続的に発展していくことを考えていかなければなりません。

社 長:「継続」することの大切さを従業員へ話していますが、何事も信念を持って続けることで、これまでと違った景色が見えてくるし、店舗や会社を変革していく上でも続けることが重要です。また、「継続」には未来永劫という意味も含めていて、何があってもブレない体力を作り、100年、200年と続く会社になるようにという願いも込めています。

副社長:そうですね。そのためにもユーコーに関わる全ての人たちが幸せになれるような企業を目指し、社会から必要とされる存在であり続けたいと思います。


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